ロロ・ジョングランの伝説(何かに書いてあった。地球の歩き方?)
昔ボコ王の息子が、プランバナンの姫ロロ・ジョングラン(=細身の処女)に一目惚れした。大男の執拗な求婚に困り果てた姫は、一晩で千の寺院を造ることができたら妻になると約束した。
しかし、大男は精霊の助けを借り、夜明け前までに999の寺院を造ってしまう。
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残りひとつとなり、困り果てた姫は侍女に米を臼で搗くように命じる。ジャワではいつも明け方に米搗きをするので、一番鳥が勘違いして鳴き始めた。日の光を嫌う精霊は鳴き声を聞くと、完成目前に地中に帰ってしまう。怒り狂った大男は姫を呪文で石像に変えてしまった。それがドゥルガ像(上)であり、大男が造り上げた多数の寺院がセウ寺院(セウ=千、左下))として今に残る。
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