22/07/2008
オーストリアはザルツブルグにやってきた。
ザルツブルグといえばモーツァルト(らしい)。夏には音楽祭などがある(らしい)。オレはよく知らん(らしい)。
何はともあれヨーロッパの避暑地。ヨーロッパに来てから、あまり天気がよろしくないとはいえ、
夏のヨーロッパを、毎日毎日来る日も来る日も、大荷物を持っては移動、移動しては観光を繰り返しているため、
さすがに疲れてきた。ここらでちとのんびりすっかということで4泊することにした。
ちなみにヨーロッパ初キャンプ。
しかし夏のヨーロッパはどこへ行っても観光客でごった返している。夏休みに入ったヨーロッパの学生、
世界中からのバックパッカーや団体ツアー客。宿を予約するのも一苦労。まぁキャンプ場は大抵大丈夫だけど。
人が多いと写真を撮るのも一苦労。中でもツアー客と見所で時間がかぶると、なかなか撮れない。
この日ザルツブルグで、とある中国人ツアー団体とモーツァルト像の前でかぶってしまった。
15人くらいの団体であったが、マントをまとって麦藁帽子にサングラスして風を切って歩いている若者や
なぜか軍人みたいな格好で写真を撮りまくっているおじさん、ミスターマリックみたいな人。ド派手なおばさん。
その彼らがモーツァルトの像前を占拠していたのだ。
(写真を撮りまくる軍人とそれを微笑ましく見守るマリック)
特に上の2人はモーツァルトの像の前で1人50枚近くの写真を交互に撮っていた。西洋人呆れ顔。オレ興味津々。
思わずモーツァルトの前に彼らを撮ってしまった。
きっとモーツァルトが大好きで、モーツァルト生誕の地へ彼らなりの一張羅を着て、失礼のないように、
尊敬の意を込めて、おしゃれしてやってきたのだろうと思うと、こちらまで自然に笑顔になってくる。
そんなモーツァルト好きな彼らを尊重し、彼らの写真撮影が終わるまで暖かく見守ることにした。
20分後、満足したのか彼らはその場を後にする。その彼らを見送っていると急に立ち止まった。
まだ名残惜しいのだろう。これだけ思われればモーツァルトは死してなお幸せ者だ。
と思っていたが・・・
今度はゴミ箱に手をつきポーズをとって写真を撮っている・・・。
結局ザルツブルグもモーツァルトも何も関係なかったわけです(当たり前)。
彼らに限らず、旅行をしているとあまり周りが見えずに、誰かの写真撮影の邪魔をしている場合が多々
あるので、オレたちも気をつけようと思った一日でした。
いやぁぁ、マリックうざかった。。。
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