18/06/2008
ご存知かどうか知りませんが、マダガスカルはフランス語圏なんです。一般人に英語はほぼ通用しない。
この旅始まって以来初の英語圏外。
しかしこれまで、いろいろな国のツーリストと、少しずつではあるが、積み重ねれば多くの時間を共有してきた
オレにとっては、フランス語だろうがドイツ語だろうがスペイン語だろうがまったくのも〜まんたい。
っと、一人で勝手に思っていた。
ちなみに「旅の会話集」的なものは持ってはいるが基本持ち歩いていない。
心と心の対話を基本とするオレにとってそんなものは必要ない。
っと、一人で勝手に思っていた。
しかしここへ来てちょっと考えが揺らぎ始めた。
ある日、オレは激しく腹を下していた。この旅始まって以来の激しい下痢。マダガスカルの衛生状態は
きわめて悪く、ホントにアジアっぽい。ちなみに嫁も3日目にして腹を壊した。
これまでアジアを旅していて腹を壊したのは、インドネシアで2日寝込んだくらいで、ストレス以外は敵なしのはず
だったのに、もう歳なのかもしれません。
その日、トイレットペーパーがなくなったのでレセプションにもらいに行く。まぁトイレットペーパーなんて
英語どころか日本語っぽく言ったって通じるだろうと思っていた。
ちなみにレセプションの彼女の言葉は、話の流れ的にたぶんこう言っていたんだという推測です。
「トイレットペーパーください。」
「???トイレ???トイレなら部屋にありますでしょ!?」
「トイレじゃなくてトイレットペーパーです。」
「???トイレなら部屋にありますよ。」
「だからトイレットペーパーだって!」
「だからトイレならあるでしょ!」
「ペーパーだって言ってんだろ!!
オレは昨日ここの飯食ったせいで激しく下痢してんだ!!
早く持ってこい!!!」
「(ついには部屋まできてトイレを指差し)ここにあるでしょ!!!」
「アホか!ここに泊まって3日目だぞ!
部屋にトイレがついてることくらい
しっとるわ!!」
「なに??なにが言いたいの??」
「だ・か・ら・・・
(最後はケツ拭くマネをして)トイレットペーパー!!
もうお願い!!早くして!!!」
「あぁぁぁぁトイレットペーパーのこと!!」
そして1分後、レセプションの彼女は爆笑しながら紙をもってきた。
フランス語でなんていうか知らんが、ペーパーも通じないなんて。
っというわけで、この旅のスタイルは変えようかなぁと一瞬思ったけど、やはり心の対話を
大事にするオレにとってそんなものは必要ないので、これからたくさん苦労しそうだなぁ(他人事)。
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