06/05/2008
5月5日に南アフリカ、ヨハネスブルグへ入りました。
犯罪発生率世界第1位に輝くこの都市はリアルアフリカをチラッと覗き見し、ケープタウンへ抜けようと思って
おります。なぜなら「リアル北斗の拳」と旅行者の間で呼ばれているヨハネス。
こんなところに長居する理由などないんです。
♪♪と〜きは〜まさにせ〜い〜き〜まつ〜〜〜
よど〜んだ〜まちかどで 僕らは であ〜あった♪♪
(北斗の拳主題歌)
オーストラリアで1泊目の宿は予約しておいたが、いろいろあって、ちと高い宿になってしまった。
(結果論ですが予約しないほうがよかった。)
時差ぼけもあり、高い宿で寝るだけ寝てもう一度空港へ行くことにした。安くて安全な日本人宿(日本人が
結構利用し、旅の情報ノートとかがある。日本語が通じるわけではない。)へ行っていろいろ情報を仕入れようかと。
空港へ着き、到着口で荷物を降ろす。昨日その日本人宿の人がプラカードを持ってうろうろしていたので、
今日もいることを期待した。しかし15分程度待ってもいない。そりゃそうだ、予約もしてないし昨日たまたま
いただけなんだから。(実はオーストラリアで予約しようとしたが連絡がつかなかった宿)
しかたねぇ、荷物は嫁に預けしばらくプラプラ探してみて、いなかったら宿に電話でも
すっかと思ってプラプラすることにした。
危険と呼ばれるヨハネスだけあって空港にも警察官がたくさんいる。しかしほとんどの警官が2〜3人で
ぺらぺらくっちゃべっているだけだ。「そんなことだから治安が良くなんねぇんだ」とか「ワールドカップできんの?」
とか一人で思っていた(実際に1986年WCはコロンビアで行われるはずであったが、治安問題やスタジアムの
整備問題でメキシコへ変更になった)。少なくともオレたちだけは守ってくれよと思いながらプラプラしていた。
残念ながら宿の人は見つからず宿へ電話を入れることにした。すげぇフレンドリーな人で
30分で迎えに行くと言ってくれた。最初から電話すりゃ〜よかったわけです。
そして嫁に報告しに行こうとすると、なんとくっちゃべってばかりいる黒人警察官3人に止められた。
「パスポートをみせろ!!」
「へぇ〜仕事らしいことしてんだ。この勢いでWCまでに治安を良くしてくれよ。
ってなんでパスポート??」
「いいからみせろ!!」
「わかったよ。でも今かばんの中にあって取りに行かなきゃないんだ。」
「じゃぁ取って来い!!」
「(取って来いって、取って来るけどそのまま逃げたらどうすんの?)はい!今すぐ!」
取って来て見せると・・・
「おぉぉじゃぱに〜ず。こんにちは(^o^)」(めっちゃ笑顔)
どうやらオレが一人でプラプラしていて怪しかったので身元を確認したかったらしい。
にしては中途半端だなぁなんて思いながら宿の人との待ち合わせ場所へ行こうとした。すると・・・
「英語話せますか?」
と今度は白人女性警官に呼び止められる。
「すこし」
と答える。警官と一緒にいた黒人がぎゃぁぎゃぁ騒いでいる。
「タクシーに乗るって言いました?」
「は??何を言っているの??」
「外でタクシーに乗るってこの人に言いました?」
「言ってないし、この人知らないし。」
「OK。ありがとう。」
そう言うと警官は騒いでいる黒人と、もう一人その黒人と話している黒人の3人で行ってしまった。
確かに「タクシー?」とよく声は掛けられるが、そんなもん当然すべてNOとはっきり言っている。
いちいち顔見てないから、その人が声をかけてきたかもしれないけど。
最後まで意味不明であったがとりあえずあまりプラプラしないようにした。
外務省やガイドブック、旅行者などからの情報が錯綜し、しかもどれを比較しても異常に温度差がある
このデンジャラスエリア・ヨハネス。やはりとっとと抜けたほうがよさそうです。
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